子供の「歯の仕上げ磨き」は9歳まで必要!イヤイヤの克服法は?
カテゴリ:健康, 家族・子育てご存知でしたか? 子供の歯の仕上げ磨きをする、卒業の目安。実は…「9歳」頃と言われています。この頃の子供は、大人に比べればまだまだ手先が不器用。真面目に頑張っていても、どうしても磨き残しがあります。「ただでさえ子どもは嫌がるのに9歳まで。。。」と思ってしまった方に、仕上げ磨きのコツをご紹介します。この方法を試し始めてから筆者も仕上げ磨きが楽になりました。
コツ1)口を触ることに慣れさせる。
口腔内はとてもデリケートな粘膜、歯ブラシは体にとっては異物のようなものですよね。突然お口の中に棒状の異物が入ってくれば、子どもが「ぎゃ~っ!」となってしまうのは当然。なので、慣れることが重要なんです。赤ちゃんのころからお口の周りやほっぺたなど、遊びながら口元に触れて、歯ブラシを口の中に入れることに徐々に慣れさせていきましょう。
コツ2)楽しい雰囲気で歯磨きしよう
仕上げ磨きのときに子どもから「顔が怖い」と言われた経験はないでしょうか。筆者は、あります(笑)しっかりと隅々まで磨こうとすると、どうしても真剣な表情になりますよね。毎回、しっかり磨きたいという気持ちも大事ですが、親子のスキンシップの時間として、楽しい雰囲気で臨みましょう。
コツ3)しっかり磨くのは1日1回でOK
これだけでも随分気が楽になるのではないでしょうか。「1日3回磨く中で、しっかり磨くのは1回だけでOK」と仰る小児歯科医もいます。夜寝る前に1回、全体を磨いてあげましょう。残りの2回は歯磨きを通じて楽しく遊びながらスキンシップすることに重点を置いて大丈夫です。また、一度お口の中に歯ブラシを入れたら、最後まで磨き続けていませんか? 子どもにとって歯磨きの時間は長く感じるので、休憩をはさむことも大事です。1回しっかり磨く以外、食後は歯磨きに慣れるためにささっと磨いてあげるか、歯ブラシを持てるようになった子どもには自分だけでさせてあげるのも良いでしょう。
1日3回、しっかりと磨かせないといけない。毎回嫌がるから歯磨きが不十分かもしれない。と考えてしまうと親にストレスがかかりますよね。そしてそれが子どもに伝わり、お互いに歯磨きの時間が嫌になる可能性もあります。筆者はそうなりかけてしまったので小児歯科医に相談し、これらのコツを学びました。コツを学んでからは気が楽になり、遊びを生み出す余裕もでき、子どもとの歯磨きの時間が楽しいものになりました。「9歳まで」と聞くと長いように感じますが、子どもの成長はあっという間。一緒に歯磨きが出来る貴重な時間を、親子で楽しく過ごしていただければと思います。