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汚れすっきり! ふんわり洗い上がる♪ 失敗しない石けん洗濯のコツ

カテゴリ:洗濯

石けんでお洗濯すると汚れが落ちにくい、使い勝手が悪そう、といったイメージはありませんか? 実は、石けんは洗浄力が高く、柔軟剤なしでもふんわり洗い上がるんです! しかも赤ちゃんの衣類やおしゃれ着まで洗えて使い勝手も良い! メリットがたくさんの石けん洗濯ですが、正しく使うことでその効果を発揮できます。初心者の方でも失敗しない石けん洗濯のコツをご紹介します。

石けん洗濯のコツ
・ガンコな汚れは部分洗い
・洗濯物は詰めすぎない
・石けんは適量入れる
・すすぎを十分に行う
・最後のすすぎにリンスを行う
・洗濯後はすぐに干す

石けん洗濯Q&A
洗った衣類に白い粉がつくのはなぜ?
・洗っていくうちに衣類が黄ばむのはなぜ?
・洗った衣類がにおうのはなぜ?
・洗濯槽のお手入れ方法は?

石けん洗濯のコツ

①ガンコな汚れは部分洗い

エリ・ソデ部分などの頑固な汚れは、あらかじめ固形石けんでこすり洗いしておくと効果的です。
 
 

②洗濯物は詰めすぎない

洗濯物の量は、洗濯機メーカー表示の80%が適量です。
洗濯物を詰め込みすぎると、洗い・すすぎの際に十分撹拌できず、汚れ落ちの悪さや衣類に付着する白い粉、黄ばみ、におい等の原因になります。
 

③石けんは適量入れる

石けんの使用量は、製品に記載された表示で計算し、液面が少し泡立つくらいが目安です。
石けんの量が多すぎると溶け残りやすすぎ残しのため、黄ばみの原因になります。また、石けんの量が少なすぎると洗浄力が低下します。
粉石けんはぬるま湯で溶かしてから洗濯槽に直接入れるか、粉石けんネットに入れると溶け残りを防げます。
 

 石けんの入れ過ぎにご注意ください。

 詰まりや洗濯機故障の原因となるため、粉石けんは洗剤投入口には入れないでください。

④すすぎを十分に行う

石けん洗濯の場合、洗濯物に石けんが残らないよう、すすぎは最低でも2回は行いましょう(全自動洗濯機の標準コースの回数)。
 

⑤最後のすすぎにリンスを行う

最後のすすぎにクエン酸を小さじ約1杯か、食酢大さじ1杯半入れると、衣類に残った石けん分や石けんカスを取り除き、ふんわり洗い上がります。洗濯機の柔軟剤ケースにあらかじめ水に溶かしてセットしていただくと手間がかかりません。衣類の量・すすぎ具合・水の硬度により使用量を調節してください。
 

⑥洗濯後はすぐに干す

洗濯後は形を整えてすぐに日光に当てて干しましょう。洗濯機に入れっぱなしにしておくと、衣類のしわやニオイ、カビの原因になります。
室内に干す場合は、サーキュレーターや扇風機を使って空気の流れをつくり、水分を蒸発しやすくして早く乾かしましょう。換気ができない場合は、除湿機を活用するのも良いでしょう。
 

石けん洗濯Q&A

洗った衣類に白い粉がつくのはなぜ?

洗濯槽や衣類に付着している白い粉状のものは主に石けんカスです。石けんカスとは、水中に含まれるマグネシウムイオンやカルシウムイオン等の金属イオンが石けん分と反応してできるもので、金属石けんともいいます。濃い色の衣類や通気性の悪い化繊に多く見られます。対策は次の通りです。
 
  • 洗濯物は詰めすぎない
  • 石けんは適量入れる
  • すすぎを十分に行う
  • 最後のすすぎにリンスを行う

洗っていくうちに衣類が黄ばむのはなぜ?

衣類が黄ばむ原因は2つあります。
 

①生地本来の生成りの色が戻ったため

綿などはもともと生成りの色をしていますが、製品化される際に蛍光増白剤で白く加工されることがあります。石けんで洗濯することにより蛍光増白剤でコーティングされた白さが落ち、黄ばんだように感じることがあります。
 

②石けん分や石けんカスが衣類に残っているため

石けん分や石けんカスが衣類に残っていると、酸化して黄ばみの原因になります。この場合の対策は次の通りです。
 
  • 洗濯物は詰めすぎない
  • 石けんは適量入れる
  • すすぎを十分に行う
  • 最後のすすぎにリンスを行う
  • 洗濯後はすぐに干す

また、石けん分や石けんカスが原因で黄ばんでしまった衣類は、酸素系漂白剤で漂白することで黄ばみを取ることができます。

洗った衣類がにおうのはなぜ?

においの原因は3つあります。
 
① 洗濯後すぐに干していないため
② 石けんの使用量が多いため
③ すすぎ不足のため
 

原因の②③は、衣類に残る石けん分や石けんカスが原因ですので、次の対策で予防できます。

  • 洗濯物は詰めすぎない
  • 石けんは適量入れる
  • すすぎを十分に行う
  • 最後のすすぎにリンスを行う
  • 洗濯後はすぐに干す

洗濯槽のお手入れ方法は?

洗濯槽は湿気が多く、カビや雑菌が繁殖しやすい場所です。また、洗浄剤のカスや衣類に付着した汚れなどがこびりつきやすく、カビやの原因に。カビで汚れた状態の洗濯槽で洗濯すると、衣類にカビが付着してニオイの原因になることもあります。洗濯物を清潔に保つためにも洗濯槽を定期的に洗浄したり、日ごろから湿気対策をしましょう。
※詳しいお手入れ方法についてはこちら
 
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