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感染症対策の基本とは!? ”手洗い”は誰でも簡単にできる予防策!

カテゴリ:健康, 家族・子育て

新型コロナウイルスの感染が拡大しており、私たち一人ひとりができることとして、通常の感染症対策と同じように手洗いや咳エチケットを心がけるよう、政府が呼び掛けています。そこで、感染症対策の基本や正しい手洗い方法・意外と知らない手洗いのポイント、正しい咳エチケットなどについてご紹介します。まずは、正しい手洗いができているか、動画を見てチェックしてみましょう!

【もくじ】

✓感染症対策の基本3原則

 1.感染源の排除
 2.感染経路の遮断
 3.抵抗力の向上

✓すぐにできる感染症対策
 1.手洗い
  -手洗いが重要な理由
  -手を洗うタイミング
  -正しい手の洗い方
  -手を洗った後のケア
  -アルコール消毒薬の使い方
 2.咳エチケット
 3.外出を控える
 4.歯磨き

感染症対策の基本3原則

1.感染源の排除
2.感染経路の遮断
3.抵抗力の向上

1.感染源の排除

感染源とは、原因となる細菌やウイルスなどを持つ人やこれらを含む物のことです。
 

① 排泄物(嘔吐物、ふん便、尿など)
② 血液、体液、分泌物(痰、唾液、鼻水、目やになど)
③ 使用した器具・器材(人体などに刺入・挿入したもの)
④ ①~③に触れた手指で取り扱った食品など

①、②、③は素手で触らず、手袋・マスクを着用して取り扱い、手袋を脱いだ後は手洗い・手指消毒をしましょう。

2.感染経路の遮断

感染経路を遮断するには、感染源(病原体)を持ち込まない・拡げない・持ち出さない、ことが大切です。
感染経路は菌やウイルスによって異なりますが、①空気感染②飛沫感染③接触感染の3つが主な感染経路です。感染経路を遮断するには、感染源に直接触れない手洗いの徹底環境の清掃が重要です。

※出典:新潟市保健所「感染対策マニュアル」(平成25年10月作成)より抜粋

3.抵抗力の向上

特に抵抗力の弱い子どもや高齢者、持病・基礎疾患のある方は感染リスクが高くなることがあります。抵抗力を高めるには、次のようなことを日常生活で心がけましょう。

・十分な休養をとる
・バランスの取れた食事とる
・適度な運動を行う
・予防接種を受ける

      

誰でもすぐにできる! 感染症対策

1.手洗い
2.咳エチケット
3.外出を控える
4.歯磨き

1.手洗い

手洗いが重要な理由

私たちの手は目に見えない菌がたくさん! ドアノブや電車のつり革、階段やエスカレーターの手すり、エレベーターのボタンなどなど、日常生活で私たちは様々なものに触れています。このような場所に付着している菌やウイルスが手に付着し、手を介して目や鼻、口などに触れることで体内に入り込んでしまいます

   

また、石けんやハンドソープを使った手洗いを丁寧に行うことで、十分に菌やウイルスを除去することができます。手洗いは感染症予防として非常に有効性が高く、誰でも簡単にできる優れた方法と言えます。

出典:森功次他:感染症学雑誌「Norovirusの代替指標としてFeline Calicivirusを用いた手洗いによるウイルス除去効果の検討」(感染症誌 80:496~500,2006)より作成

さらに、石けんの抗ウイルス効果に関する研究・調査結果が記事で詳しく紹介されています。

コロナ対策の手洗いに期待!「昔ながらの石けん」の抗ウイルス効果
コロナにも? 自然素材石けんは合成洗剤の「1000倍のウイルス破壊力」

✓こんな時は手を洗おう!

・外出先から帰ってきた時
・食事の前後
・トイレの後
・咳やくしゃみを手で受けた時
・人混みの多い場所に行った後
・電車のつり革やエスカレーターの手すり、エレベーターのボタンなどを触った後
・排泄物(嘔吐物、ふん便、尿など)の処理をした時や触れた時
・血液、体液、分泌物(痰、唾液、鼻水、目やになど)に触れた時
・手が汚れた時

              

石けんの抗ウイルス効果についてはこちらから

 

正しい手の洗い方

✓手洗いの前に・・・

・爪は短く切っておきましょう
・指輪や腕時計などは外しておきましょう

手洗い時間の目安は30秒と言われています。洗い残しやすい場所は、親指のつけ根指先指と指の間手首です。これらの部分に注意しながら丁寧に洗いましょう。

手あらいうたポスターダウンロードはこちら

正しい手の洗い方の関連記事はこちらから

 
Let's 洗いチャレンジ!
 

 
 

 

 

見落としがちな”手を洗った後”のこと

しっかり手を洗っても、その後の行動で意味が無くなってしまうこともあります。手を洗った後、濡れたままの手で髪の毛やドアノブを触ったり、しっかり拭かずに自然乾燥させたりしていませんか? 髪の毛には汚れや菌などが付着しており、髪の毛を触ることで手が汚れてしまいます。また、濡れた手は、乾いた手に比べて移動させる菌の量が多いことが分かっています。手を洗った後は、ペーパータオルなどで水分をしっかり拭き取り、髪の毛などは触らないようにしましょう。手洗い手順の最後にある「手を乾燥させる」ことは、菌を運ばないために重要なポイントです。
 
 

ハンドソープがない時はどうしたら良い?

 

ハンドソープが入手できない場合は、固形石けんやボディソープなど主成分が石けん(界面活性剤)のものでも代用できます。ボディソープの「ボディ」には手指も含まれるます。

アルコール消毒のポイント

インフルエンザなどの感染症にはアルコール消毒も推奨されていますが、正しい使用量や使用方法を守らないと十分な効果がえられません。意外と見落としがちですが、ポイントは3つです。

✓手は乾いた状態で使う
手が濡れたまま塗布するとアルコール消毒薬が薄まってしまい、十分な効果が得られなくなります。手洗いの後などに使用する場合は、しっかり手を乾燥させてからアルコール消毒を行いましょう。

✓手や指全体にまんべんなくいきわる量を使う
手のひらや手の甲、指、手首など全体にまんべんなくいきわたる量を使用しましょう。

✓手にすりこんで乾燥させる
アルコール消毒薬が十分に乾くまで20~30秒以上かけてしっかり手にすりこみましょう。

2.咳エチケット

インフルエンザを始めとして、咳やくしゃみの飛沫により感染する感染症は数多くあります。「咳エチケット」とは、感染症を他者に感染させないために、咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖、上着の内側などを使って、口や鼻をおさえることです。特に電車や職場、学校など人が集まる場所で実践することが重要です。

✓マスクを着用する場合
取扱説明書をよく読み、正しくつけましょう。
鼻からあごまでを覆い、隙間ができないようにしましょう。

✓ティッシュやハンカチなどで口・鼻を覆う場合
口と鼻を覆ったティッシュは、すぐにゴミ箱に捨てましょう。

✓ティッシュやハンカチがない場合
上着の肘の内側や袖などを使って、口・鼻を覆いましょう。

  

※出典:首相官邸HPより

3.外出を控える

他者からの感染を防ぐとともに、自分が気付かないうちに感染している場合に他者へ感染させないためにも、人混みの多い場所を避け、不要不急の外出は控えましょう。やむを得ず外出する際は、マスクを着用し、極力時間を短くしましょう。

 

「3密」とは?

新型コロナウイルスの集団発生防止のため、厚生労働省は「3つの密」を避けるよう注意喚起しています。「3つの密」が重なるとクラスター(集団)発生のリスクが高くなります。

①換気の悪い「密閉空間(むんむん)
②多数が集まる「密集場所(ぎゅうぎゅう)
③間近で会話や発声をする「密接場面(がやがや)

※出典:厚生労働省HPより

4.歯磨き

口腔内にはたくさんの細菌が生息しており、細菌が作り出す「プロテアーゼ」という酵素が粘膜を破壊することで、ウイルスが侵入しやすくなることが分かっています。口腔内が歯垢や歯石、舌苔などで汚れていると、細菌が増殖する→「プロテアーゼ」が増える→ウイルスが侵入しやすくなる、という悪循環に陥ってしまいます。口腔ケアは、虫歯や歯周病予防をはじめ、インフルエンザや肺炎などの感染症予防にも有効なのです。

唾液は細菌やウイルスを防御し、口腔内の汚れも洗い流してくれるので、起きている間は唾液の力である程度は守られています。しかし、寝ている間は唾液の分泌が低下するため、細菌がどんどん増え、寝起きのお口は細菌が一番多い状態になります。そこで、朝起きてすぐの「目覚め歯磨き」によって口の中を清潔にすることで細菌を減らすことが重要です。朝はうがいだけ、マウスウォッシュだけで済ませていませんか? 歯垢は細菌のかたまりでバリアを作るため、うがいやマウスウォッシュだけでは取り除くことができません。歯ブラシによるブラッシングによって物理的に取り除く必要があります。

「歯磨きと感染症」について詳しくはこちら

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【関連リンク】
首相官邸HP「新型コロナウイルス感染症に備えて~一人ひとりができる対策を知っておこう~」
厚生労働省HP「新型コロナウイルス感染症について」

【参考文献】
・首相官邸HP
・厚生労働省HP
・医療現場における手指衛生のためのCDCガイドライン
・感染症学雑誌2006「Norovirusの代替指標としてFeline Calicivirusを用いた手洗いによるウイルス除去効果の検討」
・新潟市保健所「感染対策マニュアル」(平成25年10月作成)
・東京都福祉保健局「学校等における感染症予防チェックリスト」(平成21年6月)

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