【専門家コラム】プロが教える!家庭でできる「ニット」の洗い方
カテゴリ:家族・子育て, 掃除, 洗濯冬に大活躍のニット、みなさんどうやって洗っていますか?できれば手洗いしたいけれど、量が多くなると一つ一つ洗うというのは大変ですよね。そんな時は、ちょっとしたコツを覚えて洗濯機を使って洗いましょう!ご家庭でできるニットの洗い方を白栄舎クリーニングの茂木孝夫さんに教えていただきました。
ニットの上手な洗い方
「水洗い不可」表示はメーカーが家庭洗いを保証しない品物です。トラブルになっても自己責任となりますので、洗濯を行う際は慎重にご判断ください。洗う前には採寸しましょう。初洗い、または「水洗い不可」「ウール100%」は収縮しやすいので特に注意しましょう。
【1】洗濯機に水で石けんを溶かします。ぬるま湯はNG! 冷たい水道水を使います。アルカリ剤無添加の石けんを使用すると洗い上がりが柔らか。
【2】汚れた部分を水でたっぷり濡らして、石けんをつけブラシで軽くたたきます
【3】ニットを畳んでネットに入れて、手洗いコースで洗ってください。すすぎの時にクエン酸、リンス、お酢などで中和すると、柔らかく仕上がります。
ニットの上手な干し方
【1】手の平でたたいて平らに整えます。
【2】できれば平干しがベスト、または竿に二つ折りにかけて干しましょう。
【3】寸法とのちがいを確認し変化がある場合、湿っている時に縦横斜めに軽く伸ばして調整します。縦に引っ張ると縦に伸び横が縮み、横に引っ張ると逆になります。クロスに引っ張ると縦横両方伸びます。伸びた場合、湿った状態で乾燥機で完全乾燥すると縮みます。洗濯後、乾燥機で仕上げ乾燥(洗濯後普通脱水後に約5分乾燥)して干すと風合い良く仕上がります。
ニットの上手なアイロン仕上げ
【1】スチームアイロンで、軽く触れる程度にやさしくかける。つぶさないように!
【2】手でなでて、押さえて手アイロンする。毛並みが整い、張りが出ます。冷えるまで待ちます。冷めたら次の場所を同様にアイロンかけします。
【3】表も裏もアイロンをかけてください。ふっくらと柔らかく、新品のような、張りのある仕上りになります。
文:茂木孝夫さん
有限会社白栄舎クリーニング 代表取締役 25年前から石けんクリーニングに切り替え、業界内でも推奨。テレビ、ラジオ、書籍などで紹介され、各地で講演会を行う。